記事を書いてみたけれど、「読者が最後まで読んでくれない」と悩んでいませんか?
その原因は、文字の壁かもしれません。文字がずらっと並んでいると、内容を読む前に「難しそう」「読むのが面倒」と感じて離脱してしまう人もいます。ここで活躍するのが図解です。図解により、複雑な情報を整理し、読者の目を引くことが可能です。
図解作成におすすめなのがデザインツールCanva。Canvaは初心者でも直感的に操作でき、図解やアイキャッチを簡単に作成できます。今回から4回に分け、Canva活用術を解説します。Canvaの基本操作から図解作成のコツまで、文章だけでは伝わりにくい情報を効果的に可視化する方法を紹介します。
第1回の目標は、「Canvaに登録して、図形や文字を配置できるようになる」ことです。
初美 記事の最後まで読んでもらえないの…
達子 図解を入れてみたらどうかしら?
なぜ図解が必要?Webライティングにおける視覚要素の力
なぜWebライターにとって図解が必須なのか、その効果を再確認しましょう。
初美 図解って何が良いの?
読者の理解度を向上させる
手順や構造を解説するとき、文章で10行かかる内容も、図解なら一瞬で「見える化」できます。
例えば「AをしてからBをし、その後Cの手順に進む」といった説明は、文章だと読み飛ばされがち。でも、矢印でつないだ図解なら、視覚的に流れが理解できます。
複雑な情報が視覚的に整理されることで、読者の理解を助けます。
記事の説得力・信頼性が増す
視覚的なデータや図を入れることで、「ちゃんと調べて、情報を整理している記事」という印象が強まり、記事全体の信頼性が向上します。
同じ内容でも、文字だけの記事と図解入りの記事では、後者の方が「プロが書いた記事」という印象を与えられます。
図解があるだけで、記事のクオリティが一段階上がって見えるのです。
記事の単調さを打ち破る
適度に画像や図解が入ることで、記事にリズムが生まれます。文字ばかりの単調な画面から解放され、読者は疲れを感じることなく記事を最後まで読み進められるようになります。
達子 図解があれば、記事が読みやすくなります
図解作成ツールの選び方「ペイント系」と「ドロー系」の違い
パソコンで絵を描くソフトウェア(グラフィックソフト)には、大きく分けてペイント系とドロー系の2種類があります。それぞれの違いとCanvaが図解作成におすすめの理由を説明します。
初子 どのツールを選べばいいかわからないわ
達子 Canvaがおすすめよ
ペイント系とドロー系、何が違うの?
ペイント系とドロー系の違いは、画像を点の集まりで扱うか、形の情報で扱うかという点にあります。
| 種類 | 特徴 | 代表的なツール | 図解作成 |
|---|---|---|---|
| ペイント系 | 点の集合(ピクセルデータ)で描く 写真編集やリアルな絵を描くのに向く 拡大・縮小すると画像がぼやける(画質が劣化する) | Windowsのペイント、Photoshopなど | △ 写真編集向き |
| ドロー系 | 「四角」「丸」「線」といった図形や文字の形をパーツとして数式(データ)で管理 拡大・縮小しても画質が劣化しない | Canva、PowerPoint、Illustratorなど | ◎ 図解、フローチャートに最適 |
ペイント系は筆のように「絵を描く」ツール、ドロー系は「図形を組み合わせる」ツールと考えるとイメージしやすいかもしれません(詳細は次回の記事で解説します)。
なぜ Canva(ドロー系)が図解に最適なのか
Canvaはドロー系のツールです。ドロー系ツールを使うことは、図解を作る上で大切なポイントです。
ドロー系ツール(Canva)で作成した図形や文字は、すべて独立したパーツ(要素)として存在します。後から「この矢印だけ色を変えたい」「このボックスだけ大きくしたい」と思ったときに、他の部分を気にせず自在に変更できます。画像が劣化する心配もありません。図形や文字を何度でも、形を崩さずに編集できるのが、ドロー系ツールの最大のメリットです。
Webライターの仕事では、記事の修正がつきもの。図解も「ここの表現を変えてください」と言われることも。Canvaなら直感的にサクッと修正完了。この修正のしやすさがCanvaの大きな強みです。
さっそく始めよう!Canvaの登録と初期設定
CanvaはWebブラウザで動くツールです。Canvaには無料版と有料版がありますが、無料版でも十分な機能が使えます。まずは無料版から始めてみましょう。
達子 まずは登録してみましょう
無料アカウントの作成手順(3ステップ)
- Canva公式サイトにアクセスします。
- トップページの「無料で登録」ボタンをクリック。
- Googleアカウントやメールアドレスなどからアカウント作成方法を選び、登録を完了させます。
これで準備は完了です。
最初の画面の見方(メニューの基本)

Canvaにログインして最初に表示されるホーム画面は、大きく分けて上部ヘッダー、左サイドバー、中央メインの3つで構成されています。
上部ヘッダー
画面の一番上にあるバーです。検索や設定が可能です。
- あなたのデザイン:過去に作成したデザインや動画の管理
- テンプレート:キーワードやタイプを入力してテンプレートの検索。トレンドやシーズンに合わせたテンプレートが表示される
- Canva AI:テキスト指示で画像や動画、文章を自動生成可能
左サイドバー
- 横3本:クリックでメニューが開く。メニューの一番上の「Canva」をクリックするとホーム画面に戻る
- +作成:新規デザインの作成
- プロジェクト: 自分が作成したデザイン、アップロードした素材、フォルダなどをまとめて管理・保存
- テンプレート: 用途や形式(動画、プレゼン、SNS投稿など)別のテンプレート一覧を検索
- ブランド(Pro版の機能): 企業や個人のロゴ、配色、フォントを一元管理し、デザインに簡単に適用できる機能
- Canva AI:テキスト指示で画像や動画、文章を自動生成可能
- アプリ: さまざまな外部サービス(Google Drive、各種SNS連携など)やCanva独自の拡張機能(AI画像生成など)を連携・管理
中央メイン
- デザインカテゴリ別ボタン:プレゼンテーションやSNS、チラシなど目的別に選択可能。サイズにあったテンプレートを表示
- カスタムサイズ:自由なサイズで作成可能
- アップロード:PCやスマートフォンにある画像、動画、PDFなどのファイルをアップロード
- もっとみる:すべてのメニューを表示
デザイン作成の始め方とキャンバスサイズの選び方
Canvaでデザインを書き始めるには、主に4つ方法があります。
- アイコンから選ぶ(一番かんたん✨)
ホーム画面中央にあるカテゴリ別ボタン(プレゼンテーション、SNS、動画など)から選びます。
「Instagramの投稿」「YouTubeサムネイル」など、作りたいものが決まっていれば、クリックするだけで自動的に最適なサイズが設定されます。 - 「作成」ボタンから検索
左サイドバーにある「+作成」ボタンをクリックします。「デザインを作成」が表示されるので、候補一覧から、または検索窓に「名刺」「A4」など作りたいものを入力して選びます。 - カスタムサイズ(サイズを指定する)
既存の型ではなく、自分で縦横の長さを指定したい場合に使います。
ホーム画面の「カスタムサイズ」アイコン、または「デザインを作成」ボタン内の「カスタムサイズ」をクリックし、幅と高さを入力します。 - ファイルをアップロード
手持ちのPDFや画像を編集したい場合に使います。
ホーム画面にファイルを直接ドラッグ&ドロップするか、「アップロード」ボタンを押します。
図形やテキストを置く前に、手持ちの画像を使いたい場面もあると思います。
そこで、ここでは写真ACなど外部素材をCanvaに取り込む方法を紹介します。
初美 子どもの写真を使いたいわ
画像のアップロード方法(写真ACなど外部素材の取り込み)
写真ACなど外部素材や撮影した写真などの取り込みができます。
- 左メニューの「アップロード」アイコンをクリック
- 「ファイルをアップロード」をクリック
- 画像をドラッグ&ドロップ

GoogleドライブやGoogle Photosなどクラウド上にある画像も取り込めます。
- 「アップロード」アイコンをクリック
- 「ファイルをアップロード」の横にある「…」をクリック
- 画像の取り込み先(インポート元)を選択する

アップロードした画像は常に「アップロード」から呼び出せます。
【✨豊富なテンプレートを活用しよう】
Canvaのテンプレートの種類は、年々、増加しています。
検索窓に「ブログ」「マインドマップ」など目的を入力するだけで、プロが作ったデザインが多数表示されます。初心者の方は、ゼロから作るよりテンプレートをカスタマイズする方が圧倒的に早く、美しいデザインが仕上がります。
初美 おしゃれなテンプレートがたくさん
まずは触ってみよう!図形を配置する第一歩
新しいキャンバス(デザイン画面)が開いたら、早速、図解のパーツを置いてみましょう。
図形(素材)の探し方と配置方法
キャンバスの左側にあるメニューから「素材」を選びます。
- 検索窓に「四角」「矢印」「丸」などの図形名を入れて検索します。
また「カテゴリをチェック」を確認すると、図解に使える図形(素材)がたくさん出てきます。 - 使いたい素材をクリックし、キャンバスに配置します。
図形の色を変えてみよう
配置した図形をクリックすると、上部のメニューバーに「カラー(色のパレット)」が表示されます。これをクリックするだけで、簡単に図形の色を変更できます。
テキストを追加してみよう
左側のメニューから「テキスト」を選び、「テキストボックスを追加」「見出しを追加」などをクリックすると、キャンバスに文字が追加されます。文字の位置やサイズは、WordやPowerPointと同じ感覚で操作できますよ。
【✨AIが図解のアイデアをくれる】
「どんな図形を使えばいいか分からない」と迷った場合は、CanvaのAI機能(Magic Design)を使ってみるのも手です。
ホーム画面や「デザインを作成」画面で「ビジネスプロセスのフローチャートを作成」といったテキストを入力するだけで、AIがデザインや構成案を自動で提案してくれます。ゼロから考える必要がなくなり、作業がぐっと楽になりますよ。(※一部有料機能を含みますが、無料でも試せます)
ここまで来れば、あなたも立派なCanvaユーザーです!
達子 迷った時は Magic Design もおすすめです
第1回のまとめと次回予告
第1回では、図解の必要性と、Canvaが持つドロー系ツールとしての強み、そして図形と文字を配置する最初のステップを解説しました。
次回(第2回)は、テンプレートについて解説します。テンプレートの活用術をマスターし、整った図解を作れるようになりましょう。
※ 掲載している情報は2025年12月時点のものです。




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