PCの前でメモを取る女性

第1回ではCanvaの登録と基本操作を学びました。図形を配置したり、色を変えたり、テキストを追加したりといった基本的な操作はできるようになりました。

でも、「さあ図解を作ろう!」と思っても、白いキャンバスを前に手が止まってしまうこと、ありませんか?

「どんなレイアウトにすればいいかわからない…」「配色やバランスがうまく決まらない…」

Canvaの最大の魅力は、豊富なテンプレートにあります。プロがデザインしたテンプレートを使えば、初心者でも簡単に洗練された図解を完成できます。

第2回の目標は、「テンプレートを使って、記事に使える図解を完成させる」ことです。

初子初子

Canvaを始めたけど。デザインが良くわからないの


達子達子

テンプレートを活用すれば、おしゃれな図解ができるわよ

ゼロから作らなくていい!Canvaテンプレートの魅力

まずは、テンプレートのメリットやおすすめの使い方を説明します。

デザイン初心者こそテンプレートがおすすめ

テンプレートを使うメリットは以下の通りです。

✅ デザインの失敗を防げる

配色、余白、フォントサイズなど、すでにバランスが整っているので、「なんか変…」という失敗がありません。

✅ 作業時間を大幅に短縮できる

ゼロから図解を作ると、1つ完成させるのに1時間以上かかることも。でもテンプレートなら、文字と色を変えるだけで完成します。作業時間を短縮でき、すきま時間でもできるのはうれしいですね。

✅ デザインの引き出しが増える

いろいろなテンプレートを見ているうちに、「こういう表現方法があるんだ」「このレイアウト、記事で使えそう」という発見があります。デザインの基本が詰まっているテンプレートは、最高の教材。使っているうちに、自然とデザインセンスが磨かれていくのです。

テンプレートは「自分流にアレンジ」

テンプレートはそのまま使うのではなく、自分の記事に合わせてカスタマイズすることがおすすめです。

  • 文字を記事の内容に合わせて変える
  • 色を記事のテーマカラーに変える
  • 不要な要素を削除する
  • 必要な要素を追加する

このように編集することで、テンプレートがあなただけのオリジナル図解に変身します。

達子達子

自由にアレンジしてみましょう

図解に使えるCanvaテンプレートの探し方

Canvaには数万点以上のテンプレートがあります。その中から、図解に使えるテンプレートを効率的に見つける方法を説明します。

初美初美

どうやってテンプレートを探すの?


達子達子

カテゴリから探すのがおすすめよ

図解に使えるテンプレートはどこにある?

図1. Canvaホーム画面

Canvaのテンプレートは、用途別にカテゴリ分けされています。

ホーム画面の中央、または左サイドバーにある「テンプレート」をクリックすると、さまざまなカテゴリが表示されます。

  • プレゼンテーション
  • ポスター
  • Instagram投稿・ストーリー
  • Facebook投稿・カバー画像
  • YouTubeサムネイル・チャンネルアート
  • X(Twitter)ヘッダー・投稿
  • チラシ
  • 名刺…など

この中で、図解作成に特に使えるカテゴリがあります。

検索よりカテゴリから探す方が断然早い

初心者がやりがちなのが、検索窓に「図解」「フローチャート」と入力して探す方法です。これだと検索結果が多すぎて選べないかもしれません。数百〜数千件のテンプレートが出てきて、どれにすべきか迷ってしまうでしょう。

カテゴリから絞り込む方が、手軽に使いやすいテンプレートを見つけられます。

Webライターが図解作成に使うなら、「プレゼンテーション」「ホワイトボード」「ドキュメント」「チラシ」の4つのカテゴリからテンプレートを選ぶのがおすすめ。なかでも「プレゼンテーション」は、ビジネス文書向けのデザインが多く、記事にそのまま使いやすいテンプレートが揃っています。

おすすめの探し方

  1. 「テンプレート」からカテゴリ「プレゼンテーション」を選ぶ
  2. 検索窓に「フローチャート」「比較」「ステップ」などを入力
  3. 気に入ったデザインをクリックして編集する

次のセクションでは、この4つのカテゴリについて詳しくみていきましょう。

Canvaで図解に使える4つのテンプレートカテゴリ

ここからは、図解作りにおすすめの4つのカテゴリについて、それぞれの特徴と使いどころを解説します。

プレゼンテーション

パワーポイントのようなスライド形式のテンプレートが揃ったカテゴリです。

こんな図解が見つかります

  • フローチャート(手順や流れを示す)
  • 比較図(2つ以上の項目を比べる)
  • ステップ図(1→2→3といった順序を示す)
  • 組織図(階層構造を示す) など

ビジネス文書で使われる図解が豊富で、説明的な記事を書く時に最適です。シンプルで読みやすいデザインが多く、情報が伝わりやすい図解が作れます。

ホワイトボード

情報整理に使える図解が揃っているカテゴリです。

こんな図解が見つかります

  • マインドマップ(中心から放射状に広がる図)
  • 概念図(複数の要素の関係を示す)
  • 関係図(つながりや相関を示す)
  • ベン図(重なりや共通点を示す)
  • 全体像を示す図

情報整理や構造化に向いています。「〇〇に必要な要素」「〇〇の全体像」など、複数の概念を関連付けて説明する記事に向いています。手描き風のラフなデザインも多いので、親しみやすい雰囲気を出したい時にもおすすめです。

ドキュメント(文書)

ページ単位のレイアウトで構成されたテンプレートが揃っているカテゴリです。

こんな図解が見つかります

  • 構造図(システムや仕組みを示す)
  • 説明図(手順や方法を解説する)
  • レポート形式の図解
  • 箇条書きを視覚化した図解

ページ単位のレイアウトで、解説記事の図解になじみます。長めの説明を図解と一緒に配置したい時、複数の情報を1ページにまとめたい時に便利。記事の本文と同じようなトーンで図解を作れます。

チラシ

見出しや要点をまとめるデザインが多く、単ページの図解が作りやすいカテゴリです。

こんな図解が見つかります

  • ポイントまとめ(3つのポイント、5つの特徴など)
  • Before / After
  • メリット・デメリット
  • 重要な情報を強調する図解

要素を入れ替えるだけで、読みやすいビジュアルになります。

「〇〇する3つの方法」「〇〇のメリット5選」など、箇条書きを視覚的に見せたいときに最適です。色使いやレイアウトが工夫されているので、要素を入れ替えるだけで読みやすいビジュアルに。

初美初美

特徴ごとに使い分けるのね

図解のパターンを知ろう!4つの基本タイプ

テンプレートの選び方がわかったところで、どのような図解が必要かを考えてみましょう。図解には、大きく分けて4つのパターンがあります。記事の内容に合わせて適切なパターンを選ぶことが大切です。

フロー型|手順やプロセスを見せる図解

「〇〇の方法」「〇〇の手順」などを解説する記事に。A→B→Cのように流れがある内容に最適。

特徴

  • 矢印でつながっている
  • 左から右、または上から下に流れる
  • 時系列や順序を表現

具体例

  • 「副業を始める5つのステップ」
  • 「問い合わせから納品までの流れ」

テンプレート検索ワード 「フローチャート」「プロセス」「ステップ」

比較型|AとBの違いを一目で伝える図解

2つの選択肢を比較する記事に。メリット・デメリットを並べたり、Before / After を見せたりする場面でおすすめ。

特徴

  • 左右または上下に分割されている
  • 色分けで違いを強調
  • 表形式になっていることも

具体例

  • 「フリーランスと会社員の違い」
  • 「無料版と有料版の機能比較」

テンプレート検索ワード 「比較」「VS」「表」

ステップ型|順序立てて説明する図解

「〇〇する3つのポイント」や「初心者が最初にやるべき5つのこと」など、項目を列挙して説明するのにおすすめ。

特徴

  • 番号が振られている(1、2、3…)
  • 各ステップが独立している
  • フロー型より「並列」の印象

具体例

  • 「記事を書く前にやるべき3つの準備」
  • 「SEO対策の基本5ステップ」

テンプレート検索ワード 「ステップ」「リスト」「番号」

概念図型|関係性や全体像を示す図解

複数の要素の関係を示す、全体像を俯瞰するなど、構造を理解してもらうのに最適。

特徴

  • 中心から広がる、または円形
  • 複数の要素が線でつながっている
  • マインドマップのような形

具体例

  • 「Webライターに必要な5つのスキル」
  • 「ブログ運営の全体像」

テンプレート検索ワード 「マインドマップ」「関係図」「概念図」

Canvaテンプレートを編集するための基本操作

Canvaのテンプレートを選んだら、記事に合わせて編集しましょう。実際に編集する際の操作方法を解説します。

テキストの変更方法

図2. テンプレート例

Step 1. テキストをクリック

テンプレート内の文字列をクリックすると、テキストボックスが選択状態になります(図2参照)。

Step 2. 文字を編集

そのまま文字を入力すれば、内容が書き換わります。WordやPowerPointと同じ感覚でできます。

Step 3. フォントやサイズを調整(必要に応じて)

画面上部のツールバーで、フォントの種類、サイズ、太字、色などを変更できます。

💡 編集のコツ

  • テンプレートのフォントは基本的にそのまま使う(統一感が保たれる)
  • 文字が長すぎる場合は、テキストボックスを広げる、または改行する

色の変更方法

図3. カラーパレット表示例

Step 1. 素材をクリック

Canvaでは、図形(四角、円、矢印)やイラスト、写真などはすべて「素材」として扱います。色を変えたい図形やイラストなどの素材をクリックして選択します。

Step 2. カラーパレットから色を選ぶ

画面上部のツールバーに素材に使われている「カラー」アイコンが表示されるので、変更したい色をクリックします。カラーパレットから好きな色を選べば、素材の色が変わります。

💡 編集のコツ

  • 最初は色を変えすぎない(テンプレートの配色を活かす)
  • 記事のテーマに合わせて、メインカラーだけ変更するのがおすすめ

要素の削除・追加方法

削除する方法

  1. 不要な素材やテキストをクリックして選択
  2. キーボードの「Delete」キー、またはBackspaceキーを押す

追加・複製する方法

すでにある素材を追加するなら、複製をしましょう。

  1. 素材をクリックして選択
  2. キーボードで「Ctrl + C」(コピー)→「Ctrl + V」(貼り付け)
  3. または、素材を選択した状態で「Ctrl + D」(複製)

💡 編集のコツ

  • テンプレートの要素数が多すぎる場合は、思い切って削除する
  • 足りない場合は、同じスタイルの素材を複製して使う

Canvaで図解をキレイに整える「配置」のコツ

テンプレートを編集していると、素材やテキストの位置がずれたり、バランスが崩れたりすることがあります。ここで活躍するのが「配置」機能です。第1回でも触れましたが、改めて解説します。

初美初美

位置がずれないの

要素の移動とガイドライン

移動の基本

素材やテキストなどの要素をドラッグすると、自由に移動できます。移動時にCanvaがガイドライン(ピンク色の点線)を自動表示します。

  • 他の要素と中央が揃ったとき
  • 端が揃ったとき
  • 間隔が均等になったとき

このラインが表示されたら、そこで配置を止めましょう。プロっぽい整った図解になります。

💡 配置のコツ

  • ガイドラインを信じる!自分の目だけで判断しない
  • 「なんとなく」ではなく、ラインが出るまで微調整する

なお、ガイド線(グリッド線)を常時表示させることもできます。

「ファイル」→「設定」→「定規とガイドを表示」を選ぶか、ショートカットキー「Shift+R」を押してください。

図4. 「設定」メニュー

「ガイドを追加する」を選択すると、画面分割も可能です。

図5. ガイドラインの追加

グループ化で図解全体をまとめて動かす

複数の要素(素材やテキスト)で構成された図解を、ひとつのかたまりとして扱いたい時は「グループ化」しましょう。

グループ化の手順

  1. まとめたい要素をすべて選択する
    マウスで囲むようにドラッグ、またはShiftキーを押しながら、1つずつクリックする
  2. 上部のメニューから「グループ化」をクリック、または右クリック→「グループ化」
  3. グループ化完了!

グループ化の解除方法

グループを選択した状態で、「グループ解除」をクリックすれば、個別に編集できるようになります。

グループ化のメリット

  • 全体を移動するとき、すべての要素が一緒に動く
  • 拡大縮小しても、バランスが崩れない
  • 図解をコピーして別の場所に使い回せる

💡 活用のコツ

  • 図解が完成したら、必ずグループ化しておく
  • 複数の図解を作るときは、グループ化してからコピー&ペースト

前面・背面で重なりを調整する

要素を移動していると、別の要素に重なって「テキストが隠れてしまった」「矢印が図形の下に潜り込んでしまった」ということがあります。

これは、要素がレイヤー(層)に配置されているためです。要素を前面または背面に移動させて調整しましょう。

前面・背面の操作方法

  1. 順番を変えたい素材やテキストをクリック
  2. 上部のメニューから「配置」をクリック
  3. 「前面へ」「最前面へ」または「背面へ」「最背面へ」を選ぶ
図6. 「配置」メニュー

「レイヤー」タブを選ぶと、すべての要素の配置順番を確認できます。

図7. 「レイヤー」タブ

使い分けの目安

  • 前面へ 1つだけ前に/最前面へ 一番前に
    文字、アイコン、強調したい要素に
  • 背面へ 1つだけ後ろ(背面)に/最背面へ 一番後ろ(背面)に
    背景や枠線などに

💡 活用のコツ

  • 文字が隠れたら「最前面へ」
  • 背景色や枠が目立ちすぎたら「背面へ」

実践!テンプレートで図解を完成させよう

実際に図解を作ってみましょう。今回は、5ステップの流れ図を作ります。

ステップ1. テンプレートを選ぶ

  1. Canvaのホーム画面で「テンプレート」→「プレゼンテーション」を選択
  2. 検索窓に「ステップ」または「プロセス」と入力
  3. 色が派手すぎないシンプルなデザインを選ぶ
  4. テンプレートに複数のページがある時は、使いたいページを選んで編集スタート
図8. テンプレート例

選ぶときのポイント

  • 要素が多すぎないもの(シンプルな方が編集しやすい)
  • 色が派手すぎないもの(落ち着いた配色が記事に合う)

ステップ2. 文字と色をカスタマイズする

文字を編集

  1. タイトル部分をクリックして、内容に合わせて書き換える
    編集例
    「WAVE スイムウェア」→「CANVA」
    「注文の5ステップ」→「無料登録の5ステップ」
  2. 本文も同様に編集
    編集例
    「カートに商品を追加」→「Canva公式サイトにアクセス」
    「クーポンを追加」→「登録ボタンをクリック」
    「決済に進む」→「登録方法を選択」
    「配送に必要な情報を入力」→「認証コードを入力」
    「注文する!」→「登録完了!」

色を変更

  1. 図形をクリックして選択
  2. 画面上部の「カラー」から、記事のイメージに合う色に変更
    • 例:青系なら信頼感、緑系なら安心感
「カラー」メニュー
図9. 「カラー」メニュー

不要な装飾を削除

  • 使わない図形やアイコンがあれば、選択して「Delete」

ステップ3:保存してダウンロードする

保存方法

Canvaは自動保存されるので、特別な操作は不要です。編集中の内容は、リアルタイムで保存されています。

ダウンロード方法

図10. 「ダウンロード」「ファイルの種類」
  1. 画面右上の「共有」ボタンをクリック
  2. 「ダウンロード」を選択
  3. ファイルの種類(ファイル形式)を選ぶ
    • PNG 画質が良い、図解におすすめ
    • JPG ファイルサイズが小さい、共有におすすめ
    • PDF 印刷におすすめ
  4. 「ダウンロード」をクリック
図11. 「ダウンロード」ボタン

完成です!

達子達子

お疲れさまでした

第2回のまとめと次回予告

第2回では、Canvaの最大の強みであるテンプレート選び方と編集する際に必要な基本操作(移動・グループ化・前面/背面)を解説しました。

Canvaのテンプレートは、デザイン初心者の強い味方です。まずは完璧を目指さず、完成させることを目標にどんどん手を動かしてみてくださいね!

第3回では、図解の印象を大きく左右するフォント(文字)について解説します。

  • ゴシック体と明朝体の使い分け
  • 読みやすいフォントサイズの選び方
  • 行間の調整で見違えるほど読みやすくなる方法

次回もお楽しみに。一緒にがんばりましょう♪

※ 掲載している情報は2025年12月時点のものです。

初美初美

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