近年、AIによる文字起こしツールが増えています。「手間が減る」「すぐに書き起こせる」と紹介されることもありますが、本当に実用的なのでしょうか。
私は2019年に文字起こし技能テストの講座を受け、手作業で書き起こす大変さを学びました。だからこそ、AIがどこまで通用するのか、自分で確かめてみたいと思ったのです。
今回は、普段聞いている英語ニュースを使って、AI文字起こしツール「Notta」を試しました。Webライターの視点で、率直な感想をまとめます。
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今回レビューする【Notta】は、無料プランから試せるAI文字起こしツールです。
文字起こしって、思った以上に時間がかかる
文字起こしは、音声を聞いて文字にするだけの作業と思うかもしれません。実際には、想像以上に時間と集中力が必要です。
録音を再生して、止めて、少し戻して入力する。この繰り返し。話し言葉をそのまま書くのではなく、読みやすい文章に整える作業も必要になります。録音時間の何倍もの作業時間がかかることも。内容を理解しながら書き進めるため、体力も使います。
英語音声となると、聞き取りだけではなくスペルや文構造の確認も必要です。作業の負荷はさらに大きくなります。
AI文字起こしツールって、実際どうなの?
文字起こしツールは、ここ数年で一気に増えました。便利そうに見える一方、気になる点もあります。
精度はどれくらいなのか。
本当に仕事で使えるレベルなのか。
サービスが急に終了してしまうことはないのか。
ツールが増えるほど、選ぶ側としては迷います。導入しても、すぐに使えなくなってしまっては困ります。
いくつかのサービスを調べる中で、比較的よく名前を目にしたのが、Nottaでした。利用者も多く、法人導入の事例もあるようです。
まずは実際に試してみることにしました。
Nottaを使ってみた
普段聞いている英語ニュース(NHKラジオ『ニュースで学ぶ「現代英語」』)を使って試してみました。特別な機材は使わず、スマートフォンのアプリだけです。
使用前に、文字起こしする言語を指定します。今回は「英語」を選択しました。無料プランでは1か国語のみ指定できます。
録音を開始すると、音声に合わせて英文がリアルタイムで表示されていきます。動作はスムーズでした。
最初は、聞こえた通りの形で表示されます。たとえば “i always take” と一人称 ”I” が小文字で出力され、その後、自動的に “I always take” と補正されました。
なお、英語の途中で日本語のコメントが入る場面がありましたが、その部分は省略されたり、一部英訳されたりしていました。言語を1つに指定しているため、混在する音声には限界があるようです。
有料プランでは2か国語に対応しており、複数言語が混ざる音声にも使いやすくなっています。今回のように英語と日本語が入り混じる場合は、有料プランのほうが適しているかもしれません。
文字起こしてくれた英文を見た感じ、すべてが完璧とはいきませんでした。固有名詞や聞き取りづらい箇所は修正が必要です。でも、下書きとしては十分使える印象です。
さらに、文字起こした英文を要約したり、日本語に翻訳したりする機能もあります。長いニュースの内容をざっと確認したいときや、日本語で意味を整理したいときに便利だと感じました。
ゼロから入力するのと比べると、作業の負担は大きく減ります。
Webライターとしてどう使う?
今回は英語ニュースで試してみましたが、使い道はほかにもあります。
たとえば、取材音声の整理です。いきなり原稿に仕上げるのではなく、まずは全体を文字にして流れをつかむ。その段階であれば、多少修正が必要でも十分役立ちます。
オンライン打ち合わせやインタビューでも同じです。あとから内容を確認するとき、すべてを聞き直すのは時間がかかります。文字になっていれば、必要な部分を探しやすくなります。
文字にするだけでなく、要約をすぐに作れる点も便利です。「完璧な文字起こし」を目指すよりも、まずは材料を整えて活用する。そう考えると、使い方の幅は広がります。
文字起こしを土台にして原稿を整える流れについては、こちらの記事でもまとめています。
AIを使ったライティングに興味はあっても「どこから始めればいいんだろう」「ChatGPTという名前は聞いたこと…
なお、Nottaにはカード型の録音デバイス【Notta Memo】もあります。私はまだ使用していませんが、公式サイトによると、アプリと連動して録音から文字起こしまで行える設計になっているようです。
公式情報では、スマートフォン単体で録音する場合と比べて、録音の安定性やマイク性能、オフライン録音への対応などが特長として紹介されています。取材や商談など、録り逃したくない場面が多い人にとっては、専用デバイスという選択肢もあるようです。
Notta Memoのクーポンについて
Notta Memo本体に利用できる割引クーポンがあります。
公式ストアで購入する際に、以下のコードを入力すると割引が適用されます。
クーポンコード:PEK96HQS
※公式ストアでの購入時に利用できます。詳細は公式サイトでご確認ください。
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次世代AIボイスレコーダー【Notta Memo】
無料プランと有料プラン、どちらを選ぶ?
無料プランで試した範囲では、基本的な文字起こし機能は問題なく使えました。操作感を確かめるには、無料プランで十分だと思います。
2か国語文字起こし・翻訳機能も利用できますが、月あたりの利用回数には上限があります。
有料プランでは文字起こしできる時間が増え、2か国語機能もより継続的に使いやすくなります。取材や会議で長時間の音声を扱う方や、英語と日本語が混ざるコンテンツを頻繁に扱う方であれば、有料プランのほうが使いやすいでしょう。
短い録音をときどき使う程度であれば、まずは無料プランで十分です。使ってみて時間や回数が足りないと感じたときに、有料プランを検討すればよいでしょう。
| 無料プラン | 有料プラン | |
|---|---|---|
| 月の文字起こし時間 | 上限あり | 大幅に増加 |
| 対応言語 | 1言語 | 2言語同時対応 |
| 翻訳・要約機能 | 回数制限あり | 継続利用しやすい |
| こんな人向け | まず試したい | 取材・会議で頻繁に使う |
※料金や利用条件は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
まとめ
AI文字起こしは、完璧な原稿をそのまま作ってくれるわけではありません。何らかの修正は必要になります。
それでも、ゼロから書き起こすよりは確実に負担が軽くなります。下書きや記録の土台として使うだけでも、作業時間は変わってきます。
今回は英語ニュースで試しましたが、取材音声や会議の記録など、実務でも活用できる場面は多いと感じました。
まずは無料プランで触ってみて、足りないと感じたら有料プランを検討する──そのくらいの距離感で試してみてもよいのではないでしょうか。
【Notta】






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